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  • O脚(X脚)
骨盤の傾斜が関係してO脚、X脚になるケース
こんにちは

健康的で動ける美脚づくりをサポートする
健美脚トレーナーを育成してます
東京 新宿 おくがわ整体院 院長の奥川洋二です。

さて、O脚、X脚の原因は色々とありますが
基本的には当院では「骨が先天的、後天的に変形しているケース」のO脚は直らないと判断します。
その検査については、また機会を改めて説明いたしますが

今回はそうでない方のケース、機能的なO脚、X脚について説明します。
要は身体の使い方が悪くて、見た目上のO脚、X脚となってしまっているケースですね。(ここで要注意ですが、実際の臨床では構造上、機能上の両方が関係しているケースも多いです)

その中でも「骨盤の角度」が関係しているケースについて説明いたします。

実は一般の方はご存じないかもしれませんが、骨盤の「寛骨(大腿骨がハマる骨)」と下肢は連動して動きます。
これを「下肢回旋運動連鎖」と言います。

骨盤全体が前に傾く「前傾」しますと、大腿骨は内に回転します(内旋)
続いて、脛の骨である脛骨も内旋します。
そうすると、足は回内方向に動き、足裏は扁平になります。

これを骨盤前傾時の下向性下肢回旋運動連鎖と言います。



この際に膝関節は外反と言って、外側に反る形になります。

逆に骨盤全体が後ろに傾く「後傾」しますと、大腿骨は外に回転します(外旋)
続いて、脛の骨である脛骨も外旋します。
そうすると、足は回外方向に動き、足裏の土踏まずは高くなります。

これを骨盤後傾時の下向性下肢回旋運動連鎖と言います。

この際に膝関節は内反と言って、内側に反る形になります。



それだけ考えますと「では、骨盤が前傾しているとX脚になって、後傾しているとO脚になるの?」と言われますと
そうなる時もあります。
あえて、真っすぐで理想的な脚をした人に骨盤前傾、後傾してもらった写真があります。



この理想的な真っすぐ脚が骨盤前傾すると


こんな感じになります。
XO脚みたいになりましたね。

で、骨盤後傾するとこんな感じです。



土踏まずが高くなっているのが分かりますでしょうか?

どちらも理想的な最初の脚とは全く違うのは分かりますよね?

しかし、実際には骨盤の角度だけでO脚、X脚が決まる訳では無いのです。
もし、骨盤の角度だけでO脚、X脚になっている人がいたら、骨盤の角度をニュートラルにすれば真っすぐな脚になります。

骨盤の角度のチェック方法は当院のamebloに記事がありますので、良ければチェックしてみてください。
『正しい姿勢?のチェック法~ほんのちょっと細かいバージョン~』
骨盤をニュートラルにしてもO脚、X脚が全く改善しない人、少し改善したけど完全には改善しない人は「それ以外にも原因がある」という事です。
そのようにして当院ではまず検査で原因を把握してから、施術やエクササイズに入るようにしています。
原因が分からないという事は「地図が無いのに旅に出る」ような物です。
気ままな一人旅ならそれでも良いかも知れませんが、お客さまよりお金を頂いているのでそういう訳にはいかないですよね。
でも、実際は検査を全くしないお店があると聞くことも多いので、それは同業者としては少し残念な話です。

例えば、ベテランのタクシードライバーでもお客さんに目的地を言われたら、場所がある程度分かっていても地図見たり確認しますよね。
それは間違いないように最適なルートで目的地にたどり着くのがプロの仕事だからではないでしょうか?
今回紹介した「骨盤の角度」以外にもたくさん原因となるものはあります。
今後すこしづつHPのblogでも紹介していきますね。

今回の参考文献


03-6805-9343
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