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背中の筋肉は脚の裏をほぐす事で緩められる?解剖学的な話
こんにちは





腰痛 肩こり 首こり など不定愁訴を
整体&パーソナルトレーニングで根本からの改善を目指す
東京 新宿 おくがわ 整体院 奥川洋二です。
さて、最近はリモートワークでパソコン仕事も会社のデスクでなく
自宅で低い机などで行っているために背中がお疲れの方が多いと聞きますが…
しかし、背中って手も届かないし、ストレッチもしにくいし、なかなか思うように疲れを取る方法が見つかりませんよね?
最近は筋膜をほぐすツールでゴリゴリ自分でほぐすのが流行っていますが…
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まぁ、色んな道具がありますが「背中」をほぐすのはどれも困難ではあります。
ストレッチポールだと長いので上に乗ってほぐせますが、他のツールだと少し難しいかも^^;

ちなみに、おくがわ整体院ではストレッチポール®の代理店として販売もしてますので、ストレッチポールご購入の方はこちらからどうぞ
しかし、背中の筋膜をほぐしたい時に、別の部位をほぐしても背中がほぐれる事を知ってましたか?
どういう事?
実は筋肉の膜である筋膜(厳密には筋-筋膜ですが、以降は省略して筋膜)は筋肉は600個ありますが膜は一枚一つながりになっているのです。
少し極端な例えですが…「全身タイツ」を着ているようなものです。
しかし、全身タイツと全く同じでは無いのです。(当たり前ですね)
まず、筋膜は階層になっています。
全身の筋膜は繋がっているのですが、特に影響し合うのは「同じ階層」にある筋膜なのです。
極端に言いますと心臓の筋膜と腕の筋膜も繋がっていますが、階層が違い過ぎるために影響はほとんどない訳です。
そして、同じ階層にある筋膜で「連結」が強いものをトーマス・マイヤーズさんというアメリカのロルフ研究所という施設の解剖学の先生が
「筋₋筋膜経線」と名付けたのです。
この筋₋筋膜経線は構造的にも、機能的にも強く関係し合う筋膜の繋がりなのです。
現在のところ筋₋筋膜経線は7つだったと思います^^;発表されています。

この色が付いている線が筋₋筋膜経線です。
全くどうでも良い?話ですが、上の絵は私の知り合いのwebデザイナーさんに著作権があるもので
お借りしているものなので、転載禁止でお願いいたします。
実は背中側にも筋₋筋膜経線があるのですが、背中の筋膜は太ももとふくらはぎの裏側の筋膜とも繋がっています。
一番下の端は足の裏の筋膜になるのです。
背中の筋肉が自分一人ではほぐしにくい、そういう場合は「足の裏の筋膜」を緩める事で間接的に背中を緩めるというアプローチもあります。
例えば100均で販売しているような小さなボールを使って

ボールを踏みつけて足の裏をぐりぐりほぐします。
テニスボールだと硬いので強く行うと筋膜を痛める可能性もあるので、ビニールボールの方が良いかも知れません。
余り知られていない事ですが、筋膜はそれほど強くないので(特に女性)ゴリゴリやり過ぎると筋膜炎になる可能性もあります。
筋膜炎は繰り返すと筋膜のコラーゲン繊維にクロスリンク(架橋)という余計なコラーゲンが出来て、弾力が無くなり、ストレスに弱くなってしまうというリサーチもあるので、私としては余りゴリゴリやらない事を推奨します!
イメージ的には足の裏から背中を通って、上の端は眉毛のすぐ上になりますがそこまで繋がっています。(浅後線という名称の筋₋筋膜経線)

ですので、ゴリゴリする前と後に前屈などで浅後線が緩んだか?どうか?チェックすると良いと思います。
恐らく多くの人が前屈がしやすくなると思います。
つまり、足の裏の筋膜をほぐすことで背中の筋肉も少し緩んだ事が考えられるという訳です。

実は以前に先にお話しましたロルフ研究所の日本支部の方々と一緒にセミナーを開催していた時期がありまして
その時に伺った事があるのですが、アメリカの施術家の方には足裏の筋膜が辛い時に、眉間の上にある筋膜を緩めて症状を取る人がいるらしいです。
足裏が痛い、辛い、という人に眉毛の上をほぐすなんて
そのお客さんはビックリしただろうなぁ?なんて思っちゃいましたが…それくらいにアメリカでは浸透しているんでしょうかね?
日本ではストレッチポール®やグリッドローラーで筋膜を自分でゴリゴリほぐすのは浸透してきていますが、全身の繋がりなどの話などはまだまだ浸透していませんね。
ちなみに当院では筋₋筋膜経線を考慮した施術を行っていますので、今回のblogで興味持った方は是非一度お越しください!
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