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朗報!流れは変わり始めました ~股関節の形状に合わせてトレーニングする時代~

朗報!流れは変わり始めました!

 

10年以上前から私が言い続けてきた


「股関節の形状の個人差に合わせて運動しないと偉い事になるぞ!」

 

という話がようやく「理学療法士」を中心に広まっていきています。

「理学療法士」がやっている事をパクって新しいブームを作るのがトレーナー業界の歴史なので、あとは放っておいても浸透していくと思います。


ちなみに…理学療法をトレーナー業界がパクってきた歴史

★バランスボール…元々小児脳性麻痺のリハビリ

★ストレッチポール…同じくリハビリツール

★体幹トレーニング…腰部外傷後の慢性腰痛のリハビリ


理学療法士でヨガ、ピラティストレーナーとして有名な中村尚人先生

また、最近では股関節の大腿骨頭全置換手術のリハビリセミナーなど開催している宮嶋拓先生など


前捻角を考慮したリハビリ、またはトレーニング指導をしないと身体を壊しますよ。

と言う話を色んな場所でしてくださっています。

 

また、股関節の形状の個人差である「前捻角」「頚体角」と言った数値と運動の因果関係を明確にしていこうという学術的な活動も増えてきている様子です。

 

学術的な研究結果が増えれば、自ずと私が言ってきたような流れになっていくと思っております。

なぜなら…


自分の身体の形に合わせて運動するなんて…当たり前の話ですよね?

それを認めてこなかったのがおかしいと個人的には思っていますが…まぁ、なかなか権威者が正しいと言った事を疑う人はいませんしね。

それは一般の人も専門家も同じです。


ちなみに前捻角とは?何か?

こちらのblogにも度々書いてきましたが、再度説明しますと


股関節の大腿骨頭の頚部と体部の間にある捻じれの角度の事を言います。


凄い簡単に言ってしまうと…足の付け根が少し捻じれているから、真っすぐ立った時に膝が正面を向くけど、捻じれが無かったら外側を向きます。

その捻じれの角度は結構な個人差があるんですね。

人によっては捻じれが小さい人がいますが、そう言う人は正しくたっても膝が外側を向きます。

捻じれが大きい人は正しくたっても膝が内側を向きます。


それを無理に直してきたのが今までなのですが、現在では直す必要はないという考えが大半になってきています。

youtube動画でも「前捻角」と入力するとたくさんの動画が出てくるようになりました。

で、無理に直すと何が悪いか?と言うと


股関節周囲の骨や靭帯、軟骨、筋肉を損傷する可能性があるからなんですね。

 その危険を感じていたからこそ、私は10年以上前から前捻角評価の重要性を啓蒙してきました。

それがようやく広まってきて、少しだけですが安堵しています。


とはいえ、なかなか認めない人達も絶対に出てくると思います。

というのも


「今まで自分たちが言ってきた事の間違いを認めたくない」


そういう人は一定数いますからね…

ま別に事実を伝えているだけなので批判している訳じゃ無いのですが…批判されていると感じて抵抗する人もいるでしょう。


そういう事も考えると私が生存している期間では、完全には業界は変わらないと思っています。

私自身が変わった業界の姿を見る前に死んじゃうと思いますが…

 

でも、今より少しでも気付く人が増えるだけで私は十分です。

私は今まで何十人と股関節の形状に合わない使い方をしている為に身体を壊している人を見てきました。


両方の膝関節が人工関節になっている人もいました。

✅職場で普通に働いていて激痛で突然歩けなくなってしまった人もいました。

✅自分の股関節の形状を知らずに無理なトレーニングをトレーナーに指導され、両膝が変形性膝関節症になったボディービルダーもいました。

 

今後はそういう人達が少しでも減っていけば良いと思っています。

 

私の説明を聞いてまたはメルマガを読んで半信半疑の人達も、手遅れになる前にいい加減に気付いて欲しいなと思っています。


前捻角を考慮しないで運動をすると、どれくらい危険か?を動画で説明いたします。


特に問題になるのは、私の臨床でも非常に多い「前捻角が小さい」クライアントの股関節屈曲でのトラブルですね。


前捻角が小さいと正しくたっても膝が外側を向くために「外股」または前捻が小さいので「後捻股」などと呼びます。

この外股の人が普通の人と同じように股関節を曲げると、大腿骨頭と骨体を繋いでいる大腿骨頸部が寛骨臼や下前腸骨棘と衝突しやすくなります。

また、下前腸骨棘には「大腿直筋」という筋肉が付着している為に大腿骨頸部との間で筋肉を挟み込み痛みや炎症を起こす事もあります。

下の動画を見てもらえば分かりますが、普通の骨格の人でも内に膝を入れると容易に大腿骨の頚部が寛骨臼と衝突しています。



普通の骨格の人よりも外股の人は更に内旋しないと膝が内側に入らないので、外股の人が股関節屈曲を膝を内側に入れて行うのは危険行為です。

具体的には「膝を胸に付けるストレッチ」「足幅の狭いスクワット」「トンビ座り」などは、外股の人が行うと筋、関節の損傷のリスクが高いです。


上の動作を行うと「鼠径部につまり感がある」「鼠径部が痛い」と言う方は外股の可能性が高いです。

早いうちに専門家に評価をしてもらって自分に合った身体の使い方を指導してもらってください。

お近くの方はおくがわ整体院にお越しください。


参考文献

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