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  • O脚(X脚)
《股関節の形状は人それぞれ!自分の骨格に合わない運動は故障の原因に…》
この投稿はInstagramのおくがわ整体院アカウントの記事転載になります。
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スライドの一枚目をご覧になって驚いた方もいらっしゃると思いますが、著名な理学療法士であるシャーリー・シャーマン教授の著書「運動機能障害症候群のマネジメント」の中の写真です。

この写真の女性は股関節の付け根の部分の形状が人と異なっていました。

それを知らないまま激しいバレエのレッスンを行っている内に、膝関節が写真のように変形してしまったと言います。

どういう事なんでしょうか…

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人の股関節の骨は、太ももの骨の付け根の首の部分に対して、本体の部分が捻じれて付いています。

この捻じれ角の事を解剖学的には「股関節前捻角」と言います。

この女性は股関節の付け根の部分の捻じれ角である「前捻角」が、一般的な角度より強く、自然に立つと脚が内側を向く「内股(前捻股)」の女性でした。

前捻角が強い人は骨格上「外旋」の動きに制限が出ます。

逆に「内旋」の動きがしやすい骨格なのです。

つまり、良い悪いでは無く「個性」と考えてもらって結構です。

しかし、そんな事は全く知らずこの女性は「クラッシックバレエ」を小さい頃から習っていて、プリエの一番を長期間実施していた事が原因で膝関節が過度に外旋するように変形してしまいました。

写真をご覧になれば分かると思いますが、膝は正面を向いているのにつま先は外を向いています。

通常は膝関節が曲がっている時にはつま先は正面を向きます。(膝が伸びている時は外側を向く)

このようになってしまった理由は、内股の人は「骨格」の形状で股関節「外旋」の可動域が狭い為に、プリエの一番をする際には股関節外旋可動域を代償するために膝関節から下の部分…すなわち脛を無理やり外旋させてプリエの一番を繰り返し長期に渡り実施してしまった結果なのです。

これは男性に比べて、関節が柔軟な女性に特に良く起きる事です。

実際に当院にも同じ症状の女性の方が過去にたくさんお越しになっています。

その皆さん全てが膝に日常的に違和感、痛みを感じていました。

この女性はバレリーナですが、他のスポーツでも十分起こりうることです。

スポーツだけでなく、O脚矯正などの姿勢矯正でも起こりうることです。

実際に当院には内に膝が向くのを直したいと言う女性の方が、自分は内股と知らずに無理に自己流矯正した為に、膝を痛めている方も過去にはいました。

おくがわ整体院ではバレエのような股関節をたくさん動かすスポーツ以外にも、O脚矯正のような姿勢矯正、または腰痛、肩こり、などの不定愁訴の改善においても

最初の検査で必ず「前捻角」の検査を行います。

それは安全な施術を行う為にももちろんですが…

どんな素晴らしい施術も「クライアントの骨格特性」を知らないと十分に効果を発揮しないからです。




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