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《定員20名大盛況!藤田英継先生の栄養学セミナー 主催者の私が伝えたかった事》
《定員20名大盛況!藤田英継先生の栄養学セミナー 主催者の私が伝えたかった事》
先日は東京大学大学院身体運動科学研究室にて修士課程を修めた藤田英継先生に【三大栄養素 栄養学、生理学の基本の「き」セミナー】3週連続3講座開催の一発目の講座である「タンパク質編」を開催していただきました。詳しい内容は⇩
取りあえず、3講座の1発目である「タンパク質編」を大成功させたことでホッと一息付けました。
さて、この栄養学講座をなぜ?開催したかったのか?
これは私のトータルコンディショニング研究会でのセミナーやイベント活動全般に関わる事なのですがいわゆる、ポリシーと言う奴なのですけど…
簡単に言うと「情報の人質になる人を減らしたい」と言う事なのかも知れません。この栄養学セミナーは藤田先生と相談の上で「栄養学」だけでなく「生理学」の要素も含める…むしろ、生理学の視点から栄養を語って頂いております。
これは、藤田先生のお言葉を若干借りますが、そもそも論で栄養は身体の生理的な働きを起こす為の材料だと思うのです。
生理学的な現象が身体の中で様々あって、それに必要な栄養の知識を学ぶ事が大切な訳で栄養素の事を学ぶ事だけがゴールだと色々と問題が起こると思います。
例えば…筋肥大をさせたい、という時に栄養だけで筋肥大は当然語れませんよね?筋肥大と言う生理学的な現象を起こすには「メカニカルストレス」「酸素環境」「ホルモン環境」「破壊・再生メカニズム」「代謝環境」などの要素が細胞に影響を与えて、タンパク質合成される訳です。
栄養が筋肥大させるわけではありませんよね?しかし、世間では「プロテイン」「BCAA」「EAA」「HMB」「クレアチン」など、筋肥大に必要な栄養だと謳っているサプリメントで溢れています。そもそも、これらのサプリメントが筋肥大メカニズムのどの過程で必要なのか?が分からないのに、クライアントにこれらのサプリメントが必要か?また、どれが?どれだけ?必要か?を説明出来るのでしょうか?
人の身体の個人差も考えるなら、栄養学は生理学とセットで応用が利く学問となると考えられないでしょうか?そのような気持ちで今回のセミナーをスタッフ、講師で企画、実施しております。
これは他のTC研究会のセミナー、イベント全てに同じです。
私たちは情報が溢れる社会にいるのですが、本質的な知識に乏しい表面的な知識に踊らされて溢れる情報の奴隷になっていないか?と思います。
来年もTC研究会ではセミナー、イベントをたくさん実施すると思いますが基本的にお金儲けであったり、組織を大きくしたり、名前を広めたり、という目的は余り無くお話したポリシーに沿ってやっていくと思います。
そして、そのような考えの団体が、今の社会には割と必要ではなかろうか?と私は思っています。
賛同してくれる方は一緒にやっていきませんか?よろしくお願い致します。