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《施術効果が長続きする人の特徴》
今日はサクッと読める内容にしたいと思います。
先日はお客様で月1~2回ペースでお越しになる方を施術しましたが、前回より確実に動きが良くなっていました。
そこで私は素直にその方に
「前回より動きが良くなっていますね!どうしたんですか?」と伺いました。
「前回動きに変化があった時の動きのイメージを覚えておいた感じですかね?」
と言ってました。
それは素晴らしい事ですね!と伝えました。
実はその方の行った事は、人間の運動学習の理論からしても正しいのですね。
近年の運動学習理論は(まだ完全には分かっていません)自分の「運動イメージ」を事前に脳内に作ってから、実際に筋などに指令を出して運動すると言われています。
どう言う事か?
私たちは
・筋力が付くから動きが良くなる
・関節が動くから動きが良くなる
と考えますが、それは半分正解、半分間違いでして。
その動きが身体に定着するには脳みそが動きの違いを認識して、新しい神経回路につないだりする過程が必要になります。
大雑把に説明しますと私たち人間の運動は「自分が運動した状態をどれだけリアルにイメージ出来るか?」が結構重要なんですね。
つまり、動きが筋トレなり、ストレッチなり、整体なりで一時良くなったとしても
その時の動きと以前の動きとの違いが分からないと、良くなる前の運動イメージで動くのでそんなに変化が定着しないと言う事なんです。
この辺りの事を詳しく知りたいと言う方がいたら以下の書籍をおススメいたします。
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更に言うと、私たちは身体を動かさない、身体を動かさずにリラックスさせるのにも「運動イメージ」を使っています。
これは1995年に日本の寺田さんという学者の方が実験で実証されました。
筋弛緩(筋のリラックス)させる際に脳の活性化する部位を調べると、補足運動野という筋感覚や関節感覚などを想起させる部分が興奮したそうです。
脳みそにとっては「ジッとして筋肉をリラックスさせる」というのも、やってる事は運動と変わりませんからね。
おくがわ整体院では施術中によく「身体が床に着く感覚を感じてみましょう」など伺いますが、これは「ボディスキャニング」などと呼ばれる、一種の身体感覚を高める訓練法なのです。(まぁ、本来は名前はどうでも良いのですが…好きな人向けに)
なぜ、それを行うかと言うと私たちは運動をイメージする時には身体の感覚の変化を認識する事が必要だからなんですね。
なので「施術効果を長続きさせたい」「毎回来るたびに良くなっていきたい」と思っている方は施術のビフォーアフターの動きの感覚の変化をしっかり感じて頂く事をおススメいたします。
今回のコラムは以上です!
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。