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「内股」もしくは「うちわ歩き」の女性の方について
こんにちは
先日は街中で20代くらいの女性の方が強めの「内股歩き」で歩かれていました。
少し歩きにくそうだったので、自分の内股歩きの原因を調べた事はあるのか?心配になってしまいました。
というのも、改善可能な内股歩きと、改善出来ない内股歩きがあるのですが
もし、改善出来るものなら、若いと言う事も有るので早めに改善したら良いのにと思ったからです。
〇改善出来ない内股歩き
骨の変形によるもの
幼児
✅ペルテス病
✅先天性臼蓋形成不全
成人
✅変形性股関節症
✅大腿骨頭壊死
等です。
これらえ内股歩きになっている方は、違和感、痛みなどあるでしょうから、恐らく病院に行って既に原因を認識している方が多いと思います。
それ以外では
✅大腿骨頸部の前捻角が強い(過前捻)
これは度々このblogでもお話している事ですが、股関節の生まれつきの捻じれが強すぎる人がいらっしゃいます。
そのような方は、普通に立つと膝が内側に向くのが正常(股関節の適合が良い)ので直らないですが、直す必要も無いと思います。
この前捻角は「クレイグテスト」という整形外科的徒手検査法で調べる事が出来ます。
下の動画のように簡単に調べる事が出来ます。
<改善可能でかつ、改善した方が良い内股歩き>
次は改善可能なだけでなく、改善した方が良い内股歩きです。
簡単に言うと「間違った身体の使い方の結果出来てしまった内股歩き」です。
骨盤の動きと下肢の動きは連動しています。
具体的には、骨盤が「前傾」する股関節は「内旋」つまり内股のようになります。
これを「下肢回旋運動連鎖」と言います。
極端な骨盤の前傾は内股歩きになってしまう事もあります。
また、単純にお尻の周りの筋肉が弱くて内股になってしまう事もあります。
お尻の筋肉の多くは股関節を外に回転させます。
お尻のインナーマッスルである「深層外旋六筋」は外旋六筋と言われるだけあって、外に捻じる筋肉が多いです。
なので、運動不足、筋力不足、または実際にご本人に聞いたのですが「可愛く見えるから」という理由で「内股歩き」している方もいらっしゃるようですね。
で、このような間違った身体の使い方で「内股歩き」を続けていると、筋肉だけでなく、筋膜にも影響が出てきます。
間違った身体の使い方が原因で、局所的に筋膜に負担が掛かり「硬化」「短縮」すると、骨格に捻じれが出来る事もあります。
厳密には内股歩きではないのですが、内股歩きに見える「脛骨内捻」「足部内転」などは筋膜の短縮が原因になる事が多いです。
このような間違った身体の使い方で内股歩きになっている方。
または間違った身体の使い方をを続けた結果、筋膜が短縮して捩じれが出来て内股歩きのようになっている方は改善出来る内股歩きですし
改善した方が良い内股歩きだと思います。
冒頭の若い女性などは、改善出来る内股歩きならば、早めに改善した方が良いと思いました。
というのも、このままドンドン内股歩きが強くなっていくと、変形性の股関節、膝関節症などに繋がり
不可逆的な変化が起きてしまうかも知れませんからね。
そうでなくとも、転ばぬ先の杖で内股歩きの「原因」だけでも調べておいた方が良いと思います。
もし、原因を知らないのならデスが…
今回のblogは以上ですが、blogを読んで「私の内股歩きは改善出来るものなのかな?」時になった方がいらっしゃいましたら。
新宿がお近くの方でしたら、是非当院にお越しください。
まず、しっかり検査して、あなたに合った改善方法をアプローチ致します!
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