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~戦争の悲劇を超えて、日本と私たちが歩むべき現実的な道~

戦争自体は悲劇であり、あってはならないことです。

これは大前提として、何度確認してもよいと思います。

しかし現実問題として、世界の平和は軍事的・地政学的なバランスの上で成り立っている面があります。

今回はその軍事的・地政学的バランスの揺らぎが一つの引き金になった出来事だと考えています。


だからこそ今必要なのは、感情論だけでこの問題を捉えることではなく、一度感情を脇に置き、冷静に「メタ的な視点」から全体像を見つめ直すことではないでしょうか。

そうして初めて、日本という国、そして私たち一人ひとりが今後どのような方向に進むべきかが、少しずつ見えてきます。


整体院のブログとして、日々の施術で「体全体のバランス」を大切にしている私だからこそ、世界の出来事についても、偏らず、かといって単なる“どっちつかず”でもなく、全体の構造を見る視点を大切にしたいと思います。


今回はまず、世間で比較的多く見られるネガティブ・慎重な視点を先に置き、その後にポジティブな視点を提示します。

その上で最後に、両方を統合する「メタ的な視点」から、日本が歩むべき現実的な道について考えてみたいと思います。

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① ネガティブ・慎重な視点

INNOCHAN by JBpress「前駐イラク大使・松本太氏」

動画タイトル:

【イラン戦争、最悪シナリオ】ホルムズ封鎖で中東の油田が死ぬ?/「選ばれし者」モジュタバ師の“弱点”/家族を殺された最高指導者の報復心/戦争後、何が起きる/日本が果たす役割【前駐イラク大使・松本太氏②】

310日収録、311日公開。 (YouTube)


中東外交の第一人者であり、元駐イラク大使でもある松本太氏は、実務経験を踏まえた上で、極めて現実的かつ厳しい「最悪シナリオ」を提示しています。

主な論点は、次のようなものです。

〇ホルムズ海峡の封鎖は、単なる輸送の停滞にとどまらず、中東の油田生産そのものに深刻な影響を与えかねないこと。

〇新たな最高指導者候補として語られるモジュタバ・ハメネイ師の人物像と、宗教的権威や革命防衛隊との関係。

〇家族を失った指導者の強い報復感情が、戦争の長期化を招く可能性。

〇そして、戦後を見据えたときに、日本がイランとの外交パイプを活かして果たせる役割です。

松本氏の立場を一言でまとめるなら、

「楽観は禁物。マーケットはまだ実態に追いついていない」

という、外交実務者らしい慎重で冷徹な警告だと言えるでしょう。

実際、足元ではホルムズ海峡をめぐる緊張や中東の供給障害が、原油市場や日本のエネルギー政策に現実の影響を与えています。日本政府は315日、国内供給の安定化のため備蓄放出を決めました。 (Reuters)

要するにこの視点は、

「戦争が長期化すれば、日本は深刻なエネルギー危機と外交的ジレンマに直面する」

という、極めて現実的な慎重論です。

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② ポジティブな視点

Pivot公式チャンネル「エミン・ユルマズ氏」

動画タイトル:

【日本経済は軍需で蘇る。米国との最強タッグ:エミン・ユルマズ】

315日公開。Pivotでも同日掲載されています。 (ビジネス映像メディア「PIVOT)


経済学者のエミン・ユルマズ氏は、戦争の悲劇そのものは認めつつも、日本にとっては危機の中に構造的な追い風が生まれる可能性があると論じています。

主な論点は、次の通りです。

〇日米の軍事協力の深化により、防衛・関連産業が活性化し、日本経済に新たな需要が生まれる可能性。

〇小型原発などを含むエネルギー政策の見直しによって、自給率向上を目指すべきだという視点。

〇為替や国際分業の再編を通じて、日本の輸出競争力や日本株に再評価の余地があるという見方です。 (ビジネス映像メディア「PIVOT)

要するにこの立場は、

「戦争は悲しい。しかし、日本は現実主義に立てば、その後の世界で国益を最大化できる」

という、かなり力強い楽観論です。

もちろん、この見方には賛否があるでしょう。

ただ、危機を危機として嘆くだけではなく、その後の世界でどう立ち回るかを考える視点を提示している点は、無視できないと思います。

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メタ的な視点

ネガティブの警告を受け止め、ポジティブの可能性を活かす

ここで大切なのは、どちらか一方に感情的に乗ることではありません。

まず松本氏の示す「最悪シナリオ」を正面から受け止める。

ホルムズ海峡の混乱や中東の供給障害は、決して大げさな話ではなく、現実のリスクとして既に表面化しています。日本の脆弱性も、今回改めて浮き彫りになりました。 (Reuters)

その上で、ユルマズ氏のように、危機の後に訪れる再編の中で日本がどう立ち回るかを考える。

この両方を同時に見ることで、初めて「メタ的な現実」が浮かび上がってきます。

つまり今回の紛争から見えてくる本質は、

日本が今後どれだけ“他国依存のリスク”を減らし、自立性の高い国家構造をつくれるか

という問題なのだと思います。

日本とイランは歴史的に比較的友好的な関係を築いてきました。

だからこそ、これまでは中東依存のリスクが見えにくかった面もあったのかもしれません。

しかし今回の件で、エネルギー問題の本質的な解決とは、第三国に過度に依存しない形で、自国でできるだけ供給を賄える構造を作ることだと、改めて見えてきたように思います。

そしてこれは、エネルギーに限った話ではありません。

物流、株価、安全保障、サプライチェーン。

現代社会ではどれも完全に他国と切り離すことはできません。

それでも、他国の情勢に一喜一憂し、自国の基盤そのものが大きく揺らいでしまうような構造は、やはり危ういのではないでしょうか。

だからこそ必要なのは、

自ずから立つ、自立した国家

を、短期的な景気や政局ではなく、長期的な視点で築いていくことです。

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最後に

整体師として、一社会人として伝えたいこと

今、世間ではイラン紛争やホルムズ海峡の問題をめぐって、ネガティブな情報が数多く流れています。

しかし私は、松本氏の冷徹な警告をしっかり受け止めた上で、なおユルマズ氏のような現実的な前向きさも必要だと思っています。

悲観だけでは、道は開けません。

かといって、根拠のない楽観も危険です。


大事なのは、

最悪を想定しつつ、現実的な希望を持つこと

だと思います。


もし日本が今回の経験を通して、より強いレジリエンス、つまり強靭さを築くことができるなら、この危機もまた、将来の備えとして意味のある経験になっていくはずです。


そしてこれは、健康の問題にも少し似ています。

今のネット社会では、健康に関する極端な意見や情報があふれています。

その中には、かなりいい加減なアテンションビジネス的情報も少なくありません。

でも、それらに振り回されず、少し離れたところから俯瞰して見る。

つまり、メタ的な視点を持つ。

そして自分の健康づくりにとって、本当に現実的で役立つ情報を選び取る。

この姿勢は、国際情勢にも、身体づくりにも、実は共通しているのではないかと思います。


身体も心も、いつでも絶好調とは限りません。

必ずバランスを崩す時があります。

でも、崩したら立て直せばいい。

失敗と成功を繰り返しながら、より強い身体と心を身につけていけばいい。


おくがわ整体院は、あなたの身体と心が、世界の激動の中でもしっかり軸を持てるよう、これからも全力でサポートしていきます。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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