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【健康豆知識⑤:筋力の前に感覚ありき!武井壮さんは素晴らしいトレーナー!】
こんにちは
整体&パーソナルトレーニングで身体の根本から改善を目指す
東京 新宿 おくがわ整体院 院長の奥川洋二です。
さて、皆さんは「運動が上手になりたい」または「出来ない動きが出来るようになりたい」と思う時に
または「腰痛を改善したい」「肩こりを改善したい」「O脚を直したい」
と思った時に、まず何を始めようと思いますか?
「筋トレ」でしょうか?
「ストレッチ」でしょうか?
確かに「筋力」「柔軟性」のどちらも大切ですが、それらの土台になっているのは
実は「感覚」なんですね。
えっ!?どういう事?と思いましたか?
極端な話をすれば分かりやすい時もあるので、極端な例え話をしてみましょう!
皆さんの手足の感覚が無くなったとします。
でも、運動神経などは通っていて、筋力は発揮されますし、関節も動きます。
で、目を閉じます。
あなたは手足の感覚が無いので、肘が曲がっているか?伸びているか?分からないのですが
「肘を力強く伸ばして」と指示されました。
上手く伸ばせそうですかね?
恐らく、不安で力を出せないと思います。
つまり、私たちが手足を自由自在に動かせるのは、目を瞑っていても腕がどこにあって、脚がどこにあって、どれくらいの角度で、という事が分かっているから出来る事なんですね。
「でも、そんな事はあり得ないから、想像の世界だけだよ」
と言われる方もいらっしゃると思いますが、実際に片麻痺など、脳の障害でマヒがある方は十分に筋力があっても、自分の身体のイメージが上手く出来ない事で上手に身体を動かせないケースもあるのです。
で、そのようなケースの時は他人がとにかく手足を持って、他動的にでも動かしてあげると身体のイメージがしやすくなって動かせるようになる事もあります。
このように身体のイメージを作る材料になったする、関節や筋肉の位置感覚、張力の感覚の事を「固有感覚」と言います。
そして、その感覚センサーを「固有感覚受容器」と言います。
先ほど例に挙げた片麻痺の方が身体をイメージしやすくなったのは、科学的には他人が動かす事で「固有感覚受容器」が刺激されたと考えられています。
このようなセンサーが正しく働いているから、私たちは目を閉じても大体自分の身体のイメージを正しく持つことが出来ているのです。
皆さんは寝ていても、自分の手が伸びているか?曲がっているか?分かりますよね?
これは固有感覚受容器の働きがあるからなのです。
有難い話ですよね!
その他に「足圧受容器」「前庭感覚」「視覚情報」「過去の経験」など、色んな感覚情報を統合して、私たちは自分の身体イメージを作っているのです。
例えば、皆さんが野球が上手になりたい、ホームランをもっと打ちたいと思ったとします。
バットをスウィングするには、身体を捻ったり、地面を蹴ったり、する筋力が必要になるので「筋トレ」を頑張ろう!
それも正解です
いやいや、柔軟性が無いと身体が捻れない、バットが振れない、「ストレッチ」を頑張ろう!
それも間違いでは無いのですが…
何よりも感覚が先だって大切なんです。
それをタレントの武井壮さんは簡単に分かりやすく説明されています。
あるテレビ番組で「スポーツが上手になる為に最初にする事は?」という質問に、質問者に
目を閉じて腕を真横に挙げて下さい。
と回答しました…言われた質問者は目を閉じて真横に上げようと努力しましたが…斜めに上げてしまいました。
これを見た武井壮さんは「目を閉じて腕を真横に上げれない人は、もしバットを水平に100回素振りしたとして、斜めに100回素振りして、間違った動きを覚えてしまう可能性があって、効率が悪い。」
「まず、スポーツが上手になりたかったら、最初に身に付けるべきは正しい感覚なんだよ」
という事を説明されて、質問された方も関心していましたね。
これは非常に素晴らしい回答だと思います。
武井壮さんはバラエティタレントのイメージが強いですが、または陸上の十種競技の日本記録保持者だったという事も知っている方も多いですが
実はプロのトレーナーとしても素晴らしい実績を持っている事は余り知られていません。
私はこの回答の仕方を見て、余りに完結で分かりやすいし、かつクライアント(質問者)の体感を通じて理解させているのを見て、素晴らしいトレーナーだったんだろうな!と思いました。
実はテレビ番組は「笑っていいとも」で、質問者はタモリさんでした。
Youtubeなどで動画上がってると思うので、興味ある方は探してみてください。
武井壮さんのおっしゃる通り、筋トレ、ストレッチも正しい身体感覚が無いと効果が出にくいのです。
つまりは身体を動かすこと全ての土台なんです。
特に運動が苦手な人ほど感覚が悪くなっている人が多いのです。
恐らく武井さんはトレーナーなので「コーディネーショントレーニング」などを勉強されて知っていたのでしょうね。(自分の感覚で気づいたのなら天才です)
コーディネーショントレーニングでは「定位能力」というカテゴリーがあって、固有感覚を鍛えるような事を行います。
また、慢性的な腰痛や肩こりもこのような身体感覚が悪くなっている事で悪化している。
または改善が上手くいかない人がとても多いのです。
極端な例を上げますと…
自分の事を「猫背」と思っている肩こりの人がいて、実際には猫背でなくて「ハト胸」で
背中を反り過ぎて肩こりになっているなら、いくら努力しても改善し無さそうでしょ?
色々と説明しましたが、運動が上手になる為にも、腰痛や肩こりを改善するためにも
身体のイメージを改善する事がとても大切なのです。
その為には、まず「固有感覚」を整える事が大切なのです。
もちろん、おくがわ整体院では整体の中でも、パーソナルトレーニングの中でも、身体イメージを改善する工夫。
固有感覚にアプローチするテクニックを随所に盛り込んでいます。
「こんな話は初めて聞いた」
「なんか、今までどこ行っても改善しなかった、私の腰痛も改善するかも?」
と思った方は、他にも色々とネットでは書いていないけど、医学的な根拠のある情報をたくさん書いてます当院のblogを良かったらご覧になってみてください。
皆さんの身体の悩み解消や健康づくりの参考になる事も書いているかも知れませんよ。
で、当院に通ってみたいと思った方は是非お越しくださいね!
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