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身体の変化に気づける能力と根本改善の関係
こんにちは
腰痛、肩こり、猫背、O脚など気になる症状を
整体&エクササイズで根本からの改善を目指す
東京 新宿 おくがわ整体院 院長の 奥川洋二です。
さて、皆さんこういう人がいたらどう思いますか?
整体の施術を行う前は前屈をしても指が全く床につかなかった人が
整体の施術後には前屈をした時に手のひらが床にベタッとつくくらいに改善していた
でも、変化に全く気付かなかった…
「そんな人いる訳ないじゃん!?」
本当に信じられませんが一人だけですが、そういう方がいらっしゃいましたね。
私の方が逆に驚いてしまいましたけどね!
しかし、ですね…そういう方が問診の時に
「最近急に体調が悪くなってきた」
と言われても、あなたは信じられますかね?
だってですよ、滅茶苦茶身体が改善しても全く気付かない人が、身体が日々少しづつ悪くなっていくのが分かりますかね?
滅茶苦茶改善しても気付かない人でしたら、悪くなるのも滅茶苦茶悪くならないと気付かないでしょうね。
つまり相当症状が悪くなってから気づいたのでしょうが、本人にとっては急に悪くなったと感じている事が多分に推測できます。
まぁ、決めつけは良くないですから、当然色々と検査などして原因を調べますが…
当院では施術の前後で「身体の動き」をチェックします。
ちなみに最近作成しました、当院のプロモーション動画です!
この動画の中でも「動きのチェック」をしていますが、基本的な重心移動である「前後屈」「左右側屈」「左右回旋」などをチェックします。
これをお客様の多くは「先生が動きのチェックをしている」とだけ思っていますので、私が毎回
「右と左とどちらが倒れますか?」とか聞くと中には「この先生は分かっているのかな?」と心配そうな顔をする方がいらっしゃいます。
不信感が施術前にあると良くないので、そういう場合には仕方が無いので理由を説明します。
「このチェックは動きのチェックだけでなく、あなたが身体の変化を感じる能力をチェックしているのですよ」と
ビフォー&アフターで動きのチェックをするのですが、変化がよく分かっている人と全く分かっていない人がいます。
そういう場合にはやはり改善しやすいのは「変化がよく分かる人」なんですね。
当たり前っちゃあ、当たり前ですよね!
何が良くなったのか?分からない人は、何が悪くなったか?分からない人ですから
部屋の掃除をして、あれとあれが散らかっていたのを整頓したから、部屋がきれいになったと分かる人と
なんとなく、掃除していたら、なんとなくキレイになったと感じる人では全く違いますよね。
掃除機をかける時に旦那さんに任せると四角い部屋を丸く掛けちゃって
「掃除完了!」とかドヤっている旦那さんがいたら「こいつにはもう掃除は任せない」と奥さんは思いますよね?
やっぱり違いが分かるという事は大切なんですよね。
なんとなくでは、また悪くなる可能性が高くなります。
実はこれは私の整体の師匠の受け売りで、私が気づいた事では無いのですが…
私の整体の師匠も施術後には必ず身体の動きをチェックしていました。
しかし、私以外の生徒は全く疑問に思わずに「ただの動きのチェック」と思ってやっていましたね。
私は不思議に感じたので、ある日誰もいない時に先生に尋ねました…何で毎回行うのか?
そうすると「脳の再教育だよ!がっはっは!」と笑って去っていきました。
その当時は全く意味が分かりませんでしたが、先生から離れた後に様々な知識、技術を学ぶうちに「ボディーマッピング」「ボディーイメージ」の書き換えを行っている事を知りました。
人は身体を動かす際には脳の「運動野」が動く前に「補足運動野」という部分が動くのですね。
「補足運動野」は人の身体のイメージと深く関係するところです。
私たちは実際に筋肉がほぐされても、自分の身体のイメージが筋肉が固い時のイメージのままだと徐々にイメージの方に戻っていく性質があるのです。
新しい筋肉がほぐれた身体のイメージに作り替えるには「変化」を感じる事が第一になります。
何故なら、人間は変化しか認識出来ないからです。
身体を認識しているのですが、厳密には身体に起こる変化を認識しているのです。
なので、出来る限り事前には「変化の感じやすさ」を調べているなんて言うと緊張してしまうので言わないようにしているのですが
「この先生は何も分かっていないのでは」と思われても困るので、変な顔した時には本当の事を伝えるようにしています。
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