ブログBLOG
正常を知らずに異常は語れない
こんにちは
腰痛 肩凝り 首こり などなど
不定愁訴の根本からの改善を目指す
東京 新宿 おくがわ整体院 院長 奥川洋二です。
さて、タイトルの言葉ですが
「正常を知らずに異常を語れない」
僕の整体の師と尊敬する人物の言葉です。
初めて聞いた時にはごもっとも!と思いました。
同時に確かに
「正常が何か?をしらないのに、私たちは物事を正しいとか、間違っているとか、判断する事が多い」
と思いました。
例えば…
皆さん立っている時の解剖学的に正しい「つま先の向き」を知っていますか?
正面だと思いますか?
…まぁ、ここまでの文脈で気づいている人がほとんどだと思いますが
正面ではありません、外を向きます。
姿勢評価の専門書によると大体5~18度外側を向くのが正常だと記されています。
|
「えぇ!?正面じゃないの?」と思われた方は多いでしょうね。
なので、解剖学的に正しいと書きました。
世間の身体に関する「正しい」は割と主観であることが多いですね。
この正常を知らないのに異常を語る人が多いですね。
そういう場合は当然ですけど、ほとんどが間違っています。
例えば、こう仰って当院にお越しになる方がいらっしゃいます。
「友達に猫背だねと言われて、気になって来ました」
しかし、友達は猫背の基準を知っているのでしょうか?
まぁ、知らないでしょうね…^^;
また、他の整体院などで「猫背だと言われて直してもらった」という方もいらっしゃいます。
そういう方に少し意地悪ですが「先生にどんな姿勢が猫背で、どんな姿勢が正しい姿勢か?教えてもらいました?」と聞くと
大体が「教えてもらってません」と言います。
また「では、最初に先生は何かしら姿勢のチェックをして猫背と言いましたか?」と聞くと大体が「いや、ぱっと見て猫背だね、と言われました」
で、残念ですが、この方は姿勢の評価をすると凄い猫背でしたね。
先生任せで「猫背ですね」と言われ「猫背が直りました」と言われたのを鵜呑みしていたという事です。
「正常を知らない人には異常が分からない」という事は、改めて言うと皆さん誰もが納得出来る話だと思いますが
意外に私たちは気づかない内に正常を知らないのに異常を判断していたり、判断されていたりするのです。
本当に改善したいなら、これらの主観による判断はどう考えても余り効率的な解決方法へとつながる事はありませんよね。
おくがわ整体院で初診時の「検査」を重要視するのはこのような事からなのです。
専門家は特に経験を積んでいくと「主観」で判断をしがちですが、初診の方は必ず「検査」をしっかりと行い「主観」で評価せずに
腰痛、肩こりなど「不定愁訴の改善」であろうと、O脚、猫背などの「姿勢の改善」であろうと
客観的な指標を元に症状を判断して、効率的な改善方法を導き出す努力を怠らずに施術に入ります。
【おくがわ整体院作成 テキスト&動画で誰でもプロ並みの姿勢評価の出来る教材プロモーション動画】