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呼吸の質を高めて、肩こり、首こりを予防する①
皆さん
こんにちは、こんばんは
腰痛、肩こり、首こり、などの不定愁訴の根本からの改善を目指す!
東京 新宿 おくがわ整体院 院長 奥川洋二です。
さて、皆様は一日に人が何回呼吸を繰り返すのか?ご存じでしょうか?
1000回?
10000回?
正解は約20000回だという事です。
これは平均値ですから、例えば呼吸が浅い方だともっと回数は多いかもしれませんね。
呼吸する筋肉は通常の安静時(楽にしているとき)呼吸においては『横隔膜』が中心になり呼吸を行います。
しかし…
・肩こり、首こりが強い人
・姿勢の悪い人
・肋骨の動きが悪い人
などは、本来は安静時の呼吸では働かない「呼吸補助筋」と呼ばれる筋肉である首肩周囲筋がを動員して呼吸してしまうことがあります。
「呼吸補助筋」には
・僧帽筋
・斜角筋
・胸鎖乳突筋
などの肩こり、首こりと関連のある筋肉が含まれていますので、呼吸の質が悪いと肩こり、首こりの原因となる事があります。
逆もしかりで肩こり、首こり、で呼吸補助筋が常日頃から緊張していると安静時呼吸でもそれらの筋が無意識に収縮してしまう事もあります。
そうなりますと、負のスパイラルに陥ってしまい。
呼吸の質はドンドン低下して、首肩周りの筋肉もドンドン緊張しやすくなります。
今回は呼吸の質を高めるワークを紹介いたします。
実践していただきますと、呼吸をしやすくすなりますので、呼吸補助筋の負担を減らし、首、肩周りの筋の負担も減らします。
呼吸する際に肋骨の役割は大きいです。
呼気の際には肋骨は全体に持ち上がる動きが生じます。
ですので、猫背の方は呼気の際の肋骨の動きが生じにくいので、呼吸筋の負担が増えます。
今回のワークは体幹の前面の筋肉を緩めて、呼吸をしやすくするワークです。
簡単なので是非お試しください。
1、まず実施前の呼吸を感じてみましょう!息を吸ったり、吐いたりを繰り返し、呼吸の入りやすさをチェックしてください。
2、続いて、胸の後ろで手を組み、胸を張り体幹全体を少し反らすように姿勢を作り、大きく深呼吸を繰り返しましょう。
3、ココがポイント!ですが、息を吸うときは胸が広がると思いますが、吐く時も胸を広げるようにし呼吸を繰り返しましょう。
普通は息を吸うときは胸が広がり、吐く時には胸が少しすぼむのですが、わざと吐く時も広げ呼吸を繰り返す事で「相反神経支配」」という、神経₋筋の働きにより、普通のストレッチの何倍もの効果で体幹の前面の筋肉が緩みやすくなるのです。
終了しましたら、実施前に比べて呼吸のしやすさに変化は無いか?確かめてみてください!
変化を感じるというのも大事なワークの要素となります。
UFOキャッチャーでアームが手前に降りてしまい、景品が取れなかった時は、次は少し奥になるようレバーを調整しますよね?
このような制御を機械工学の世界では「フィードバック制御」といいますが、人の運動制御においてもフィードバック制御は利用されています。
なので、動きの変化を感じるというところまでがワークなのです。
このようなワークを繰り返し行う事で、呼吸時の身体の使い方が改善されて負のスパイラルから抜け出す手助けとなると思います。
今回も最後までご覧いただき誠にありがとうございました!
これからも皆様のお役に立てる情報を更新していきますのでよろしくお願い致します。
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