title-%e7%8c%ab%e8%83%8c%e3%80%81%e5%8f%8d%e3%82%8a%e8%85%b0%e3%80%81%ef%bd%8f%e8%84%9a%e3%80%81%ef%bd%85%ef%bd%94%ef%bd%83%e3%80%80%e8%89%af%e3%81%84%e5%a7%bf%e5%8b%a2%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f

猫背、反り腰、O脚、etc 良い姿勢とは?

当院には「腰が痛い」「肩が痛い」など訴える方の他に 

「O脚を直したい」「猫背を直したい」「反り腰を直したい」 

という希望をお持ちの方もたくさんお越しになります。 

これらの希望をお持ちの方は、最終的には「姿勢を良くしたい」という希望が根底にあるのだと思います。 

さて、皆さんが目標とされる「良い姿勢」ですが 
良い姿勢にはどのような特徴があるか?皆さんご存じでしょうか。 
元国立身体障害者リハビリテーションセンター総長、東北大学名誉教授の中村隆一先生に由りますと6つの立場から見た特徴があると言います。 

・力学的立場 
・生理学的立場 
・運動生理学的立場 
・心理学的立場 
・作業効率的立場 
・美的立場

 

以上です。

これだけだと一般の方にはさっぱり意味が分からないと思いますので、この6つを私なりに説明してみたいと思います。

 

・力学的立場 
良い姿勢は力学的に安定しているという特徴があります。 
例えるなら…立位での良い姿勢は「だるま落とし」が真っすぐ縦に並んでいる状態であり

悪い姿勢ではでこぼこに並んでいる状態と考えます。 


でこぼこに並んだだるま落としは力学的に不安定だと言えます、悪い姿勢も同じくです。

・生理学的立場 
良い姿勢は生理学的に疲れにくいという特徴を持っています。 
静止立位(まっすぐ立ってジッとしている時)での良い姿勢を別名「ニュートラルアライメント」と言いますが、静止立位では姿勢がニュートラルの時に呼吸循環、血液循環、神経の伝達などが一番効率的に行われると言われています。 

・運動生理学的立場 
良い姿勢は運動生理学的に効率が良いと言われています。 
運動生理学的に効率が良いというのは、エネルギー消費量が少ないという事です。 
ニュートラルアライメントでは、矢状面上(横から見た状態)での重心位置が股関節と膝関節のほぼ真上に来るために最小の筋活動で姿勢を保持できます。 

・心理学的立場 
姿勢は人の心理状態も反映すると言われています。 
例えば、オードリーの春日さんを見て「あの人は自分に自信が無い」とは思わないでしょう。(あれはネタでしょうが) 
一般的にポジティブな心理状態では伸展位が優位に、ネガティブな心理状態では屈曲位が優位な姿勢になると言われています。 

・作業効率的立場 
良い姿勢は作業能率から見て効率が良いという特徴があります。 
ニュートラルアライメントとは車のニュートラルギアをイメージしてもらうと良いですが、前進にも、後進にも、すぐにギアが入る場所にニュートラルギアがあります。

 
ニュートラルアライメントも同じで前にも、後ろにも、右にも、左にも、すぐに動ける姿勢であり。 
どのような作業をするにも効率が良いと言えます。 

・美的立場

良い姿勢は美的立場から見ても、人に良い印象を与えます。 
単純なプロポーションという意味でも、左右対称な姿勢や真っすぐな脚、まっすぐな背筋は美しい印象を与えます。 
また、スポーツ選手などの姿勢やしぐさからは、野生動物やスポーツカーなどの様な機能的な美しさを無意識のうちに感じるのではないでしょうか。 


以上の6つの立場から良い姿勢か?どうか?を判断する訳ですが、お読みになっていて気付かれた方もいるかと思いますが、一般に良い姿勢と言われるのは「ニュートラルアライメント」の事ですが、これは静止立位(ジッと立っている状態)での良い姿勢の基準になります。 

例えば、歩いたり、走ったりする動作でもニュートラルアライメントを保ちなさいという訳ではありません。 
歩いたり、走る時などはやや骨盤が少し前に傾くのが一般的には良い姿勢です。 以下、歩行動作の参考文献

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

動作分析臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践 [ 石井慎一郎 ]
価格:6048円(税込、送料無料) (2019/3/15時点)

楽天で購入

 

 

それは歩いたり、走ったりするのにその方が「力学的立場」「生理学的立場」「運動生理学的立場」「心理学的立場」「作業効率的立場」「美的立場」の6つから見て効率的だからです。 

お気付きの方もいるかと思いますが、これも個人差がありますので全員が全く同じという訳でもありません。 

とは言え全く基準が無いと困ります… 
例えば、パソコンのホームポジションが無いとブラインドタッチを覚えるのが大変です。
ホームポジションは「そこを基準にどれくらい指を動かせば狙ったキーを打てるか?」の基準ですよね。 
皆さんもブラインドタッチなどを覚える時に最初にホームポジションを覚えたと思います。 

ホームポジションを決めないでブラインドタッチを覚えろ、と言われても困ると思います。 

指の長さなどで教科書通りのキーの打ち方が出来無い方もいると思いますが、それでもホームポジションがあると覚えるのに便利です。 

ニュートラルアライメントの事を別名「ホームポジション」と呼ぶ先生もいます。 

 


 

ニュートラルアライメントも取りあえずの基準です。 
一般的にはニュートラルポジションを立った時の姿勢の基準にして、そこから始める事で様々な動きの中での良い姿勢も身につきやすいのです。 

でも、指の長さの様に個人差は必ずあります「教科書通りに中指でキーを押そうとしてもどうしても届かない」そんな時には小指で押せば良いのです。 

でも、頑張って中指で押すと言う選択肢もありますが、まぁ普通はそこに執着する必要は無いのです。(キータッチの早打ち大会に出たりするなら別ですが、普通にパソコン打つ分には必要無いですよね) 

なので、姿勢も同じでモデルさんやアスリートの様に身体が道具だという方で無い限りニュートラルアライメントは参考にするくらいで、普通に生活する分には余り執着しない方が快適に暮らせます。 

 
お問い合わせ